NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?

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■もう一人、謎のままの人物

 将軍の父・一橋治済にはめられて失脚した松平定信と組んだ蔦重(横浜流星)は、倹約ばかりを押し付ける幕府をあざ笑ってやろうと、度肝を抜く豪華な浮世絵を仕掛ける。歌麿(染谷将太)ら旧知の絵師、戯作者、狂歌師を集めて制作チームを作り、お上を「しゃらくせえ」とからかう意味で、画号は「写楽」にした。

 蔦重たちの狙い通り、治済らは怒り心頭、写楽をとらえようとするが、正体不明でどこにもいない。留飲を下げた蔦重たちは、10カ月でチームを解散して、写楽は消えた……というわけだ。

べらぼう」にはもう一人、謎のままの人物がいる。蔦重と世帯を持ちたいと思いながら、「わちきはおまえさんの夢の邪魔になる」と去っていった吉原の花魁、瀬川(小芝風花)だ。

「妖艶できっぷがよく、でも悲しい瀬川は吉原を出た後どうなったのか。気になっている大河ファンは多いでしょう。蔦重は江戸わずらい(脚気)で死去するのですが、死の床にそれまで関わったさまざまな人がやってきます。その中に瀬川がいたらすてきなんですけどねえ」(テレビ情報誌編集デスク)

 僧侶となって、山のお寺で蔦重が手掛けた本や浮世絵に囲まれて静かに暮らしているんじゃないかな。

(コラムニスト・海原かみな)

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