桜井和寿が書き下ろした「Sign」を聴けば仲間たちの顔が浮かぶ

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 当時見ていた人にはそれぞれツボがあると思うけど、やはりこのドラマは聴覚障害があるヒロインを演じた柴咲がバツグンに可愛かった。ちょっと傲慢で口(手話です)が悪いんだけど、実は臆病で繊細というキャラ。そしてその障害を、ハンディキャップではなく“特徴のひとつ”として仲間と対等に描いた世界は、とても新鮮だった。象徴的なのが、5人でキャンプに向かう車の中でみんなで手話込みで歌うORANGE RANGEの「上海ハニー」。

 愛で地球を救いたがる夏の長時間テレビ内でのドラマのような“泣かせるための素材”としての扱いでは、ない。だからこそ、今でも多くの人の“平成のキラキラした王道の青春もの”として記憶に残るのだろう。

「♪そんなことを考えている」──桜井和寿が台本を読んで書き下ろしたという主題歌「Sign」を聴けば、瞬時にあの“オレンジの会”の仲間たちの顔が浮かぶ。でもあの曲を書いた時は二日酔いだったらしいけど。

(テレビコラムニスト・亀井徳明)

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