小林聡美のGP帯連ドラ単独初主演作 アイドルには出せない“味”の虜に

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「すいか」(2003年/日本テレビ系)

「15年」ともなるとさすがに“平成”も馴染んできた2003年。ドラマは1月期のTBS系日曜劇場「GOOD LUCK!!」が平均視聴率30%超え(最終回は驚異の37.6%)を叩き出し、キムタクのパイロットコスプレの強さを見せつけた。この年は他に唐沢寿明の「白い巨塔」や松嶋菜々子福山雅治の「美女か野獣」が数字的にはメジャー。でも、視聴率ではそれらの半分にも届かなかったのに、今でもドラマ好きの心を捉えて離さない名作がある。

 日本テレビ系土9の7月クールに放送された「すいか」だ。主演は小林聡美(60)。当時38歳にしてGP帯の連ドラ単独初主演だった。どこか開き直った雰囲気で“ふてぶてしさ”と“かわいげ”が同居する彼女が演じた主人公は、社会のしがらみにがんじがらめになって行き詰まった信用金庫職員の基子。

 小泉今日子扮する同僚の“馬場ちゃん”が3億円を横領して逃亡するところから物語が始まる。ぶっとんだスタートだが、メインは基子が転がり込んだ“ハピネス三茶”という賄いつき下宿での暮らし。エロ漫画家の絆(ともさかりえ)、大学教授の夏子(浅丘ルリ子)、大家のゆか(市川実日子)ら個性的な住人たちとの日常、そして逃げるキョンキョン--。

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