5歳で“天才子役”と呼ばれた渡邉このみさんは現在19歳…芸能界を一時離れていた事情
渡邉このみさん(俳優/19歳)
2011年公開の映画「八日目の蝉」で井上真央さんの幼少時代を好演、5歳にして「日本アカデミー賞」新人俳優賞を史上最年少で受賞したのが渡邉このみさん。NHKの朝ドラでも子役として注目されたが、今どうしているのか。
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“天才子役”と呼ばれた渡邉このみさんは、身長155センチの“かわいらしいお嬢さん”に成長していた。しばらく日本のテレビで見なくなったのは留学していたからだという。
「中学で1年半、マレーシアのインターナショナルスクールに単身留学しました。留学したときは芸能活動をやめて、そのまま海外で学校を出て、海外で生きていこうと思っていたんです。でも、コロナ禍でロックダウンになり帰国しました。帰国後は日本で中学、高校と通っていましたが、17歳のとき、知り合いのプロデューサーに声をかけられ、『本を綴る』という映画に出演したら、創造する楽しさや、初めて大人と認めてもらえた喜びが大きく、もう一度俳優をやってみようかな、と思いました」
この5月公開の映画「80年後のあなたへ」で主演を務め、「俳優を続ける決意をした」という。
「オーディションだったので、メインキャストに選ばれなかったら、俳優は諦めよう、と思っていました。それが主演に選ばれ、自分と相性の良さそうな事務所の代表と出会えたので、これは俳優をやれ、ということだな、と。マレーシアで英語が鍛えられたので、海外作品のオーディションにも挑戦しています」
12月10~12日には、「座・高円寺2」(東京・杉並)の「歓喜の歌~よろこびのうた~」の舞台に立つ。
「中学に上がるとき、芸能活動をやめずに続ける選択肢もあった。留学せず続けていれば、今、もっと大きな仕事がバンバン来ていたかもしれない。今も活躍している人を羨ましく思う自分もいるけれど、これが私の人生なんだ、私が幸せと感じながら活動できることを今は大切にしています」


















