取材会で武田鉄矢に「朝メシは大事!」と5分くらい説教された
しょーもないことを聞いてしまったと顔を真っ赤にしている僕に、彼は答えた。「いやね、飲みに行くわけですよ、キレイなお姉さんのいるところに。そこで言われちゃうの、《金八先生見てました》《私、あの時の生徒と同い年です》とか。そんなこと言われたら、ヘンなことできないじゃない」
そりゃそうだ。しかもブランクの間も、毎年全国各地のTBS系列では夕方の再放送枠で1か2が放送されていて、それが視聴率10%近かったりしたものだから、武田鉄矢=坂本金八の浸透度はえげつない。
金八の呪縛についてしばし語った後、彼はこう言った。「ところで君、朝メシ食ってるか? 朝メシは大事!」。そして5分ぐらい説教して、リアル金八は次のテーブルに移動した。「3」の題材に“朝食”があることは、放送を見て知ることになるわけだが。
後にSMAPでデビューする森且行(同14)をはじめ、長野博(同16)、浅野忠信(同15=当時は佐藤忠信)、萩原聖人(同17)が生徒だった「3」は、フジ月9を上回る平均視聴率23%台を記録。その後2011年まで続き、広い世代の記憶に刻まれている。88年秋のTBS大改編の「金八復活」は大成功だった。 (テレビコラムニスト・亀井徳明)



















