女子高生を戦慄させた深キョンの“エンコー” デビュー間もない15歳が主役を食う熱演
それはさておき、看板枠の月9を圧倒した火曜連ドラ2段積みの前半、「神様、もう少しだけ」。援助交際でHIVに感染してしまった女子高生・真生と人気音楽プロデューサー・啓吾のラブストーリー。主演は金城武(同24)だったけど、おそらく見ていた人のほとんどが、デビュー間もない深田恭子(同15)が主役だったと思ったに違いない。
ジャラジャラとアクセサリーのついた携帯を持ったよく見かけるような細マユの女子高生(そこら辺にはいないほど可愛かったのだけど)、でもHIV感染者。その設定と深キョンの熱演は、あっという間に話題になった。
90年代前半、“死に直結する感染症”として恐れられたエイズ。でも90年代後半になると、六本木あたりでは「唾液をバケツ1杯飲まないとうつらない」なんてソースが怪しい話がまことしやかにささやかれ、少し緩んでいた空気も一部であったような気もする。
そんな時期に「どこにでもいそうな女子高生がたった一度の過ちで……」というドラマは、カジュアルに“エンコー”しちゃってた女子高生だけでなく、その周辺も震え上がらせた。同時に、けなげな深キョンの愛と病気の行方に心を動かされた人も多かったはずで、“熱中度”という指標があったら「GTO」を上回ったかもしれない。SNS全盛の今だったら大炎上の可能性もあるのだけど。
(テレビコラムニスト・亀井徳明)



















