すっぽんぽんで…篠山紀信ベタ褒め 筧美和子撮影秘話

公開日: 更新日:

中森 彼女はシェアハウスを舞台としたリアリティーショー番組の出身。シェアハウスはカネのない若者が苦肉の策として選んだ住居スタイル。その若者文化から出てきた、現代を象徴するアイドルです。

篠山 中森さんとは一連の美少女シリーズでも一緒に仕事をしましたが、写真家は時代が生んだ被写体をいち早くキャッチして撮らなくちゃ、ね。

中森 栗山千明や吉野紗香、安藤聖、水谷妃里…。「少女たちのオキナワ」(97年)では山田優、まだ誰も知らない満島ひかりも撮っているわけですから、本当、凄い。

■「表現のためなら脱ぐ」アイドル減った

篠山 70~90年代の「激写」のころは、アイドルも「表現のためなら脱ぐ」と平気で考えていたし実現もした。今の女のコたちも一定数は昔と変わらず、有名になりたいという野心を持ち、脱いだって構わないと思っているんですよ。ただ、社会の仕組みが彼女たちを萎縮させている。

中森 おかげでグラビア写真がどんどんつまらなくなっています。印刷メディア全体が元気がないといわれ、衰弱し、閉塞感が漂ってる。ネットという新しいメディアに対しても諦めムード。でも、衰弱の根本はそこではなくて、編集者の怠慢、事務所の過剰ガード、モデルの萎縮というような自己規制かけまくりの構図ではないかと…。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも