ヌード前夜は下着を着けずに寝るということも知らなかった

公開日: 更新日:

 27歳くらいの頃、仕事でヌードになった。写真集「FLORE」と映画「眠れる美女」の同時の仕事。私は自分の体に全く自信がない。アイドル時代は水着も嫌がっていたのに、どうして脱いだのか、みんなに驚かれた。

 最初に映画のオファーをいただいて、ベッドシーンがあると言われて断り、その後、台本だけ頼まれて読んだけれど、読んだらなおのこと、ベッドシーンが必要不可欠な作品であると分かった。中途半端に脱いだり見えないように撮るといった小細工は通用しない。だからこそ、私には出来ない、と確固たる思いでお断りさせていただいた。

 それがある朝、なぜかふと、やる気になったのだ。鏡を見て、あっ、髪切らなきゃと思い立つように。今思い返しても、なぜそのような気持ちになったのか分からない。本当にその時にふと、そう思ったのだ。

 ヌードの撮影は前夜、下着を着けずに寝るということも知らなかった。下着の痕が肌について、写ってしまうのを避けると聞いて初めて、そういうものなんだと思った。いざ撮影が始まると、他の仕事と同じで、裸でいることすら全く気にならない私がいた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です