著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

NHK「ミストレス」の過激なキスシーンはTVマンの意地か?

公開日: 更新日:

ドラマ10 ミストレス~女たちの秘密~」(NHK・金曜22時)がどえらいことになってる。2010年、鈴木京香主演の「セカンドバージン」に始まり、真木よう子の「カレ、夫、男友達」、井川遥の「ガラスの家」、広末涼子の「聖女」……、忘れた頃にエロドラマをやるNHK。4月スタートの「ミストレス」も歴代に並ぶかそれ以上のエロさ。

 本国イギリスではシーズン3、米国版がシーズン4、ロシア、スロバキア、韓国でもリメーク版が制作された人気ドラマの日本版。

 5年前の市民マラソンで偶然知り合った長谷川京子、玄理、大政絢水野美紀の4人がそれぞれ抱える秘密や苦悩を同時進行で描く。

 不倫に年齢差愛に三角関係にレズビアンといろいろあり過ぎるほど。イギリス版や米国版なら素直に頭に入るのに日本人だとちょっと引き気味になるのはなぜか。世間的にはハセキョーの唇が不自然と話題。なぜ気になるかというと、このドラマ、やたらキスしまくるから。そのたびに唇がアップになり、違和感を覚えてしまうのだ。

 ハセキョーはともかく大政絢の露出多め、体を張った捨て身の演技は見どころのひとつで、3日放送の第3話「愛の落とし穴」でも元AKB48篠田麻里子演じるレズビアンのスタイリストと濃厚なキスシーンをやってのけた。見ているこちらが恥ずかしくなるようなベロチュー、まさかNHKがここまでやるとは。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?