著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

原田龍二は謝罪会見で傷口拡大 詰めを誤ったその言動とは

公開日: 更新日:

 初スキャンダルに原田は「記者会見します」と丁寧な対応。事実と認めているのになにを語るのか、会見を待つのがメディアの姿勢だが、勇み足もあった。一部のメディアが仕事終わりの原田を直撃。「文春の話は事実ですか」とカメラを回しながら改めて問う。平身低頭に謝る原田。本来、後追いは「否定」「ノーコメント」を貫いている人に対して改めて聞く必要がある場合に有効。それをすべて事実と認め、会見までする人に直撃して何の意味があるのか。近年、指摘されている「弱い者イジメ」の典型的な一コマを見る思いだった。

 会見など開かず何事もなかったように通常通り仕事を続ける千原とは対照的に会見に臨んだ原田だったが、打算も見え隠れしていた。型通りダークスーツで現れた原田にメディアの容赦ない質問が飛ぶ。「そこまで言わせなくとも」と思うほど洗いざらい答える。確かに、原田のやったことはファンと車中でコトを済ませるご法度。性処理に利用しているようにしか見えず、「ゲス不倫」を絵に描いたようだった。

 弁解の余地がない不倫でも、わずかな救いを求めて開いた会見。ダメージの回復を図る意図があったはずだが、文春の内容を本人の言葉で新たにおさらいしたようなもので、不倫話は拡大。そこで考えた火消し方法も自ら「ダウンタウンさんにイジってもらうしかないですね」と言い放った。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー