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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

原田龍二は謝罪会見で傷口拡大 詰めを誤ったその言動とは

公開日: 更新日:

 ドラマ界は1話完結が主流になっているが、芸能ニュースでも時には1回の報道で完結がある。

「文春砲」が芸人・千原せいじ(49)に続き俳優の原田龍二(48)の不倫を詳細に報じた。不倫の内容は異なるが両者に共通しているのが文春の直撃に事実を認め、素直に腰を据えて応じていること。つけ加えれば、千原の「モテてもうたんやって」の言葉通り、原田もモテ期だったこと。それでも認めて洗いざらい話したことで不倫話は完結している。

 昨年までの一連の不倫報道ではありえなかった対応だった。大半の人は認めないか、無視を決め込む。時の流れが忘れてくれることを得策とする傾向にあるが、山尾志桜里議員のように不審な動きをすれば、「不倫」の2文字は再び蘇り、ダメージは広がる。

 事実を積み重ねた不倫報道に言い訳は通用しないことを先人に学んだのか、風向きが変わってきた。くだんの2人は一報で素直に認めた。その時点で話は完結。他のメディアが後追いする余地などほとんどない。原田もそこまでの危機対応はできていたが、後がいただけない。自ら墓穴を掘った感は否めない――。

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