堀潤さん原風景 編集マンが煙をくゆらせながらOKを出す姿

公開日: 更新日:

 精神科医の名越康文さんが情報番組のMCとして活躍する堀潤さんが考えるメディア像を掘り下げます。意外な原風景から知られざる一面にも話は及んで……。

  ◇  ◇  ◇

名越 年金問題など、私たちの暮らしが大きな不安に包まれる中、今月には選挙が行われます。メディア人としてどのように伝えたいですか。

堀 政治を扱う際、僕はまず、自身の考えを示すようにしています。国内のテレビ番組では司会者を無色透明な存在として演出しがちですが、それは不誠実な気がして。

名越 確かに、司会者を中立に置き、論者を対立構造に当てはめるのは危険ですね。

堀 2つの選択肢から選ばせるのはプロパガンダの手法で、設問を設定した側の“勝利”となります。その仕掛けにメディアは加担してはいけない。だから司会者も含めてスタンスを明確にする必要があるし、その上で違う考えがあれば排除するのではなく、耳を傾けてみましょうと提言したいのです。

名越 互いが合意したら喜びが生まれる。話し合いは時間がかかっても、達成感を得られるものであれば、忍耐強く続くでしょう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 2

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  3. 3

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  4. 4

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  5. 5

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  1. 6

    酒豪は危険…遠野なぎこが医学教授に指摘された意外な病名

  2. 7

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  5. 10

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去