本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

GS頂点の1968年 “失神”オックスはうまいとは思わなかった

公開日: 更新日:

「GSの連中はよくモテました。なんでそんなにモテるの? っていうくらい、いい女が来ましたからね。文化人や最先端を行ってるファッション関係者、スチュワーデス、遊び人。私は夜の世界で生きてきたけど、あんなにモテた連中はいなかった」

 新宿・歌舞伎町のディスコ「サンダーバード」の支配人を務めていた野田義治が証言する。

 時は1968年。

 GSブームが頂点に達した頃だった。

「最初はモダンジャズの喫茶店で働いていたんです。店にある3000枚のモダンジャズレコードはほぼすべて、ほとんど覚えていた。どのLPにどの曲があるのか。そしたらオーナーが、“モダンジャズよりゴーゴークラブやるよ”って言いだして『サンダーバード』をオープンさせて、GSメインでやりだしたんです。サンダーバードはいいバンドが出てた。ズー・ニー・ヴー、ジャガーズ、オックス(写真)。まあオックスはうまいと思わなかった。頭振って、キャーキャー言われて、失神するっていうアイドルのはしりですね。他のバンドと、ちょっと違っていた。失神で客がついたんだから」

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