冬場は関連死が急増 「心臓カテーテル治療」5つの疑問

公開日: 更新日:

 バイパス手術は胸を開き、心臓の動きを人工心肺装置に換え、患者の脚、腕、胸(冠動脈の良質な部分)などから健康な血管を取り出し、詰まった冠動脈に移植し新たに迂回路をつくる。それに比べ、カテーテル治療は患者が治療の様子をモニターで見ることができるほど負担が軽く、治療後はすぐにトイレにも歩いて行けるほどだ。

■対処できない人は?

「ただし、3本の大きな冠動脈すべてが狭窄・閉塞しているか、左冠動脈の付け根に狭窄がある場合はバイパス手術がすすめられます。また、左冠動脈以外の1本に問題があり、薬で十分治療できると判断されれば、薬で治療することになります」

 なお、痴呆で手術中にカテーテルを引き抜く人もいるため、治療を理解できない人や寝たきりで生活実態のない人は控えてもらうという。

■金属アレルギーでも大丈夫か?

「ステントでアレルギーが出たという経験はありません。アレルギーを実証する医学リポートもないので、安心していいでしょう。また、造影剤を使用するので、急性腎不全を心配する人もいますが、点滴に長い時間をかけて、腎臓に負担をかけないよう注意して治療していますから大丈夫です。ただし、高齢者とコレステロールの高い患者には脳梗塞のリスクがあるので怖いですね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  4. 4

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  2. 7

    元女優・宮崎ますみさんは6年前から八ヶ岳山麓に移住しコメ作り 田植えも稲刈りも全部手作業

  3. 8

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  4. 9

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  5. 10

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由