中村獅童の母急死は他人事じゃない 冬の心臓病の“盲点”

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 歌舞伎俳優の中村獅童(41)の母・小川陽子さん(73)が17日朝、心不全で急死した。自宅の浴槽につかったまま亡くなっているのを、獅童が発見したという。
「陽子さんは本当につい先日までお元気で、獅童の仕事の話なんかをしていたんです。後ろ盾がない獅童を支え、ここまで引っ張ってきたのは陽子さん。母子の結びつきは尋常じゃない。あまりに突然の出来事に、獅童も顔面蒼白(そうはく)でした」(芸能リポーター)

 他人事じゃない。
「暖かいところから急に寒いところに出たりすると、末端の血管が縮み、血圧が上がって心臓に負担がかかる。屋内外の寒暖差が激しい冬は、心不全などの心臓病を起こしやすいんです」(医療ライター)

 家の中で特に要注意なのは、浴室、トイレなど。それらは知られているが、意外な盲点もある。「布団」だ。

「最近の布団は保温性に優れています。暖房費を節約するために機能性布団を買う人も増えている。電子レンジで温めて使える手軽な湯たんぽもあり、布団の中がむしろ暑いくらいというケースもあります。布団の中と寝室の寒暖差が、20度以上なんてザラ。深夜に尿意を催し、布団から抜け出した途端……。急激な気温の低下によって、心不全を起こすことがあるのです」(前出の医療ライター)

 忘年会で酒をかっくらい、体は脱水状態。水分補給をしないで寝たら、布団の中で汗をかき、より脱水状態が進む。すると血液の粘度が上がって詰まりやすくなり、心不全の原因になる心筋梗塞を引き起こす……。意外なところに落とし穴があるのだ。

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