天皇陛下執刀医も指摘 “てっぺんハゲ”は心臓病に気をつけろ

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 心筋梗塞や狭心症といった命に関わる心臓病にかかりやすい人には、いくつかの傾向が見られるという。思い当たる人は気をつけたい。

 頭頂部がハゲている人は、冠動脈疾患のリスクがアップする――。

 東大大学院糖尿病・代謝内科の研究チームによるこんな報告がある。頭頂部がハゲている男性は髪の毛のある男性に比べて、心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患を発症するリスクが32%高く、年齢が60歳以下の場合は44%もアップするという。

 おでこが後退するタイプには当てはまらないが、頭頂部の毛が薄ければ薄いほどリスクは上昇するから、相関関係はあるといっていい。東邦大学医療センター佐倉病院循環器科の東丸貴信教授はこう解説する。

「毛髪が薄くなる要因には、高血圧症、境界型糖尿病、メタボがありますが、これは冠動脈疾患のリスク要因と重なっています。さらに、どちらにも共通している男性ホルモン(アンドロゲン)に対する過敏性が、大きく関係するのではないかと考えられています」

 男性ホルモン=アンドロゲンの中で、最も分泌量が多いテストステロンは、「5α―リダクターゼ」という酵素の働きによってジヒドロテストステロン(DHT)に換えられる。

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