宮崎駿監督の引退原因 40代から注意したい「心臓を壊す」働き方

公開日: 更新日:

 数多くのヒット作を手がけた宮崎駿監督(72)が狭心症だという。一部報道によれば、「散歩の途中に胸が痛くなる」ほど重症らしい。狭心症は心筋梗塞を引き起こすため恐れられているが、最近では低年齢化が進んでいる。

 東京都健康長寿医療センター高血圧外来・桑島巌顧問が言う。
「厚労省の患者調査によると、狭心症と心筋梗塞を含めた虚血性心疾患の男性患者は60代、70代がメーンですが、最近は40代や50代が目立ちます」
 働き盛りに増えているのは、最近のサラリーマンの働き方と密接に結びついているからだという。

 では、どういう働き方が心臓の負担を高める要因となるのか。
 IT関係の工藤さん(43)が急性心筋梗塞で倒れたのは3年前だった。
 クライアント先の決済システム作りがヤマ場を迎えていて、毎晩のようにタクシー帰りで、睡眠は4時間ほど。

「毎日毎日、半日以上もパソコンに向き合っているため、首から肩にかけてパンパン。いつも眼精疲労があり、それが悪化すると、頭痛もしましたが、疲れた体で仕事をしていれば誰にでもある。休日の寝ダメで楽になったから、気にしませんでした」(工藤さん)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々