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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【診療所数 和歌山がトップ 人口1万人当たり11施設

公開日: 更新日:

 診療所がいくつあるか、ご存じでしょうか。厚労省の統計によれば、2015年10月1日時点で、全国に10万995施設。昨年10月の速報値(概数)では、10万1535施設となっています。ちなみに、全国のコンビニは2015年末で約5万3000店舗、2016年末で約5万4500店舗。診療所はコンビニの約2倍というわけです。

 診療所はわれわれにとって、最も身近な医療機関です。軽い病気やケガは言うに及ばず、最近では在宅での抗がん剤治療や看取りまでも、診療所の医師が対応してくれるようになりつつあります。それに大病院に行くためには、診療所の紹介状が必要です。持たずに行くと、散々待たされた揚げ句、初診料にプラスして5000円も余計に取られてしまいます。しかも軽症と診断されれば、近所の診療所を紹介されて、体よく追い返されてしまう始末。たとえ大学病院の近所に住んでいようとも、日常的にお世話になるのは診療所なのです。

■東京は5位、最下位は…

 診療所数を人口で割ると、全国平均で1万人当たり約8.0施設となります。ただし、地域によって大きな格差があります。都道府県レベルでは、意外にも和歌山県がトップです。人口1万人当たり、11.1施設もあります。2位が島根県、3位が長崎県。

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