食事、呼吸、排泄が「老衰死」前の3つの特徴

公開日: 更新日:

■1週間から10日前にあらわれる

「老衰」を迎えると、「排泄」「摂食」「呼吸」の能力が落ちてくるが、それは「最期に向かう自然現象で、これは決して悲しむ出来事ではありません。受け入れなければならないことです」。

 死を迎える1週間から10日前あたりになると、「まず、食べ物を受け付けなくなり、眠ります。私はご家族に、『そろそろですね』と、知らせますが、予測以上に延びる場合もあります。栄養や水分は取らなくても、最期の日まで排尿が続きます。まるで余計なものを片づけて、捨てて、捨てて、身を軽くして天に昇るようです。酒好きだった人には、日本酒を口に含ませることもあります」。

 亡くなる数日前に高い熱を出す人も少なくない。これは「最後に燃え尽きることなのでは」と言う。

 ベッドに伏している本人は夢の中で、最期が近づくと、吐く息が、ハア、ハアと少しずつ荒くなる。

 血圧が下がると、心臓から遠い手足から肌の色も変化して冷たくなってしまう。血圧はやがて60以下になる。青紫色に変化する(チアノーゼ)のは、血流が低下し血液中に含まれる酸素濃度の低下が原因だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」