現役おくりびとに聞く「現代の死」 増える直葬に違和感

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「でもね、人間の尊厳を重くみた時、直葬はどうでしょうか。亡くなるとは、悲しみの場であることは間違いありません。しかし、葬儀はむしろ、ここまで生きてくれた感謝の気持ちを大切にし、少しでも命の終章に寄り添ってあげてもいいのではないでしょうか」

 病院や自宅から遺体を引き取る時に、特に旅立つ女性にはきれいに化粧をしてあげたいと思う。ところが直葬どころか、生活保護や、遺族の経済的事情で、「お断り」されることがあるという。

「少し寂しい思いをすることがあります」

【連載】「多死社会」時代に死を学ぶ

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