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永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

三井記念病院の給与 医師は都内平均より高いのか?

公開日: 更新日:

 医師の給与・賞与の総額は18.8億円あまり。病院のホームページには医師数が書かれていませんが、民間の医療情報サイトである「病院情報局」によれば、常勤換算で189.5人となっています。非常勤医師の勤務時間が常勤医師の何人分に相当するかを計算し、それを常勤医師の人数に加えた数字です。この人数で総額を割ると、医師1人当たりの年収は993.5万円となります。内訳は給与(月給)が68.4万円、ボーナス(年間)が173.0万円です。

「医師=高給取り」という世間の常識からすれば、かなり安い印象を受けます。しかし厚生労働省の「2015年賃金構造基本統計調査」によれば、勤務医の年収の全国平均は1098.2万円、東京都は902.2万円となっており、三井記念病院は都内ではむしろ高いほうに入ります。

 同じく「病院情報局」によると、看護師数は522.6人となっており、この人数で計算すると、年収521.3万円(月給34.8万円、ボーナス104.1万円)となります。東京都の看護師(女性・平均年齢36.1歳)の平均年収は545.5万円(厚生労働省)なので、平均よりも低く抑えられています。三井記念病院の看護師の平均年齢が、東京都のそれよりも低いからか、あるいは働きやすい職場環境なのかもしれません。

【連載】決算書でわかる有名病院のフトコロ事情

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