9月に承認 乳がん新薬「イブランス」のポイントを知る

公開日: 更新日:

 9月に新しい乳がん治療薬「パルボシクリブ(商品名イブランス)」が承認された。ポイントを愛知県がんセンター中央病院副院長兼乳腺科部長の岩田広治医師に聞いた。

 乳がんにはいくつかのタイプがあり、そのひとつが全体の7割を占める「ホルモン受容体陽性・HER2陰性」だ。今回の薬はこのタイプのうち「手術不能または再発乳がん」への有効性が認められている分子標的薬だ。

「ホルモン受容体陽性・HER2陰性」はこれまでホルモン療法が主な治療法で、抗がん剤は効きにくいと考えられてきたが、2012年、ホルモン療法との併用で効果を発揮する分子標的薬が登場。今回の薬は、違うメカニズムを持つ。

【進行・再発がんへのファーストラインで、がんが進行せず安定した状態が約2年継続】

「国際的な試験(PALOMA―2)で進行・再発乳がんのホルモン療法に新しい分子標的薬を併用したところ、人種、ホルモン療法歴あり・なし、化学療法歴あり・なしなど複数の切り口で見ても、全てで分子標的薬併用群がホルモン単剤群より無増悪生存期間が勝っていました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    中嶋聡オリ前監督がSD“昇格”の裏側 DeNAらの引き抜きブロック、再登板も視野

  3. 3

    インフレ加速、ローン金利は上昇…高市政権で庶民の実質賃金がプラスに転じることはない

  4. 4

    “3人の妻”が顔を揃えた 萬屋錦之介の葬儀

  5. 5

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  1. 6

    (1)百恵を発見した男たち(1972年)デビュー前の百恵を「スタ誕」生みの親や都倉俊一はどう見ていたのか

  2. 7

    1月末までに首都圏で大地震? 編集長時代にあの阪神大震災を“予言”した私が気になった予測記事

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  4. 9

    山口百恵「キルトの恩師」の本で登場…御年66歳、気になる“引退45年”の今の姿は

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」