著者のコラム一覧
神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

バイアグラを飲むと青いモノが鮮やかに見えるケースがある

公開日: 更新日:

 前回、取り上げた「聴覚異常」のような五感に悪影響が出る副作用はQOLの低下を招くので注意が必要です。とりわけ、不可逆的な(治らない)副作用は絶対に避けたいところです。

 今回は「視覚異常」の副作用を紹介します。視覚異常(視覚障害)には、弱視、複視、飛蚊症などがあり、以前にも取り上げた「リリカ」(プレガバリン)による霧視や、視力低下の副作用も視覚異常に含まれます。

 リリカによる視力低下はひどいケースになると元に戻らなかったり、最悪の場合、失明することもあるので、副作用の発現は飲み始めだけでなく、長期間しっかりとフォローすることが大切になってきます。

 視覚異常の副作用として、まれなケースですが「バイアグラ」(シルデナフィル)で「青視症」が起こるケースがあります。眼球内の水晶体によって有害な青色光線がカットされなくなり、青いものが非常に鮮やかに見える症状が表れます。彩視症や色視症と呼ばれることもあります。

■時間経過とともに後遺症もなく改善

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々