著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

「染色体」「DNA」「遺伝子」「ゲノム」の意味を知る

公開日: 更新日:

 しかし、遺伝子として使われているのは、DNA全体のわずか5%ほどに過ぎません。また遺伝子の働きを調節するための情報が、全体の2~3%を占めていることが分かっています。しかし、残り90%以上は、どんな役割を担っているのか、そもそも何かの役割を担っているのかさえ、よく分かっていません。

 そして、それらよく分からないものまで含めた全ての遺伝情報を、ひとくくりに「ゲノム」と呼んでいるのです。つまりゲノム編集とは、DNA上の遺伝子やその他の情報を、自在に編集(追加・修正・削除)できる技術ということです。

 いかがでしょうか。これら専門用語の意味を理解できたあなたは、すでに素人の域を脱しています。会社の同僚や後輩たちに、ちょっと自慢してもいいでしょう。

 あすはいよいよ、ゲノム編集の仕組みに迫っていきます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった