受験生なら母娘で読みたい 生理日をコントロールする方法

公開日: 更新日:

「ピルはこの2種類の女性ホルモンが含まれています。そのため、内服するとこれらの女性ホルモンが体内に分泌された状態になり、排卵と子宮内膜の肥厚を抑制するだけでなくプロスタグランジンの過剰分泌を抑えます。また、ピルの内服で黄体ホルモンの種類が変更されることで、月経前のイライラや頭痛、吐き気などが鎮まるのです」

 とはいえ、「子供がピルを使うなんて」と眉をひそめる人もいるかもしれない。

 しかし、日本では避妊用ピルと区別して低用量ピルを「低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬」(LEP)と呼び月経困難症の治療薬として使われている。産婦人科のガイドラインなどでも紹介されている。

「月経困難症とは日常生活が困難になる生理痛をいいます。機能性と器質性の2通りあり、治療法が違います。10代の月経困難症の多くは機能性で、治療は非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)、LEP、当帰芍薬散や加味逍遥散などの漢方薬、子宮発育不全の場合は鎮痙薬などで行います」

 ただし、10代でも子宮内膜症や子宮筋腫などが原因の器質性月経困難症になる人もいる。生理痛治療には婦人科の診察が必要だ。

 知識が乏しいが故に偏見を持ち便利な方法をハナから毛嫌いするのはもったいない。まず産婦人科で相談してみることだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償