受験生なら母娘で読みたい 生理日をコントロールする方法
その方法は簡単だ。生理日を遅らせたい場合は生理の開始予定日の5日前くらいから毎日、中用量ピルまたは黄体ホルモン製剤を飲み、生理がきても大丈夫なタイミングで飲むのをやめるだけ。生理日を早めたい場合は前回の生理5日目あたりから10日間以上飲み続ける。すると飲み終わって2~3日後から生理が始まるという。
「普通は受験3カ月前くらいから低用量ピルを使って、徐々に生理日を移動させますが、中用量ピルなどを使えば今からでも間に合います。むろん、誰でも100%生理日をずらせるわけではありません。遅らせるより早める方が難しいのですが、たいていは思い通りになります」
生理痛の治療には一般的に低用量ピルを使うことが多いが、頭痛や吐き気、血栓ができやすいという副作用がある。
「だからこそ産婦人科を受診し、その人に合ったピルを選ばなければなりません。よく副作用ばかりを聞きかじって、ピルに偏見を持つ人がいますが、それはピルや生理、生理痛をよく知らないからです。産婦人科を受診すればそうした偏見も解消されるはずです」