緑内障は発症していても気づかない 40歳以上の20人に1人が

公開日: 更新日:

 さらに「視野が欠ける」という症状についても、誤解がある。

「見えないと黒い斑点が出ると思われがちですが、実際はぼんやり見えないところが出てくる。例えば、近視の人は眼鏡を外すとぼんやりしか見えないですが、そんなぼんやりした所が視野に部分的に出現するので視野が欠けても分からない」

 緑内障で視神経の障害が起こると、治療を受けても元に戻らない。つまり、失った視野は取り戻せない。だから早期発見・早期治療が非常に重要だ。そして、自覚症状に頼れないからこそ、早期発見には検査以外方法がない。会社や自治体の健診には緑内障の検査(眼底・眼圧検査)が含まれていないこともある。発症リスクが高くなる40歳以上は、定期的に検査を受けるべきだ。

「たいていの人は『眼鏡が合わなくなった』『老眼が始まった』と思ったら眼鏡屋に行きます。しかし、その前に、眼科で検査を受けるべき。見えづらさを感じたら、緑内障に限らず、何らかの目の病気が考えられます」

 緑内障の場合、一般的に3~5年に1回の定期的な検査でいいが、次の項目に該当する人は、緑内障発症のリスクが高い。見え方に問題を感じていなくても、短いスパンでの検査が望ましい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情