白内障「多焦点眼内レンズ手術」値段が大幅増加する人たち

公開日: 更新日:

 白内障手術を検討している人は、早めに眼科医に相談した方がいいかもしれない。入っている民間医療保険の内容によっては、自己負担額が大幅に増加する可能性があるからだ。二本松眼科病院(東京・平井)の平松類医師(眼科専門医)に話を聞いた。

■手術前にチェックすべきことは?

 白内障は、目の水晶体が白く濁る病気だ。水晶体はカメラのレンズのような役割を担っているため、物が見えづらくなる。

 根本的な治療は唯一、「手術で水晶体を取り除き、眼内レンズを入れる」という方法だけだ。眼内レンズには単焦点と多焦点があり、前者は健康保険適用、後者は保険適用外だ。

「しかし、多焦点眼内レンズは先進医療の対象なので、民間医療保険の先進医療特約に入っていれば、今はほぼ無料で治療が受けられます(保険によっては違う)。ところが4月から、選定療養に位置付けられる可能性が高いため、片目につき30万~70万円かかるようになります。“手術を受けようかな”と思っている人は実行に移すいいタイミングでは? しかし、白内障手術は簡単な手術ではありませんし、見え方に関わるので、“無料のうちに”と焦って手術を受けることはお勧めしません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情