「死ぬ」とはどういうことなのか 医師は3つの事柄で判定

公開日: 更新日:

【Q】 年を取ったせいか、最近、「死」について考えることが多くなりました。そこで気になっているのは死の定義です。昔は、呼吸と心臓が止まれば死と認定されたと聞きます。しかし、呼吸も心臓も止まったと思われた人が生き返ったなんて話は昔からあります。いまは脳の機能が完全に喪失して元に戻らない状態とされる「脳死」が死の定義になっているようですが、いったん死んだように見えた脳が蘇生することはないのでしょうか?

【A】 現在、人の死の宣告は医師にしかできないことが法律によって定められています。人体の解剖、生理、病理などの知識を有する医師でなければ死を判定できないとされているからです。

 医師は3つの事柄を確認することで死を判定します。

 ①心肺の停止②呼吸の停止③対光反射の消失など脳機能の停止です。

 医学的に人の死は生命の輪を構成する心臓、肺、脳の少なくともひとつの機能が永久に停止した状態だと考えるからです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"