著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

円錐角膜(3)ハードコンタクトレンズで視力矯正が難しくなったら…

公開日: 更新日:

 角膜クロスリンキングは、角膜にリボフラビン(ビタミンB2)という薬剤を点眼しながら、365ナノメートルの波長の紫外線を角膜に照射。角膜の大部分を占める実質コラーゲン線維が架橋(クロスリンキング)されます。

 架橋とは簡単にいうと、分子の結びつきなどの化学反応が起きるということ。術後は角膜の強度が強くなるので、症状の進行を抑えることができます。手術によって角膜が少し平坦化しますから、近視もわずかですが矯正されることも。手術は日帰りで手術時間は約1時間半。自由診療となっており、費用は当クリニックの場合、片目で16万5000円となっています。

 ICRSや角膜クロスリンキング、視力矯正のための特殊なコンタクトレンズなど、自由診療での治療を選択する場合、患者さんの経済的負担が大きくなります。負担を少しでも軽くし、安心して治療を受けられるようにとの思いから、円錐角膜の研究・治療に熱意を持っている眼科医が中心となって「一般社団法人 円錐角膜支援の会」が設立されました。

 現在、クラウドファンディングで集めたお金で成年の患者さんを中心に治療費の支援を行っています。興味を持たれた方は「円錐角膜支援の会」で検索していただければと思います。

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