よく残っていたなぁ<元麻布>

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「まさかあんな場所にあんな空間が!?」とカメラマンから聞き、向かったのが六本木。ヒルズを抜け、住居棟を通り過ぎ、南アフリカ共和国大使公邸を右手に見ながら進んだ。
 ため息が出るほどの豪邸ばかりだ。駐車場の車は見事に高級車ばかり。集まって遊んでいる子供たちは全員外国人。にこやかに道を聞いてきた方は英語。静かに首を振るしかできず、居心地の悪さを感じながら、坂道を下り続ける。

 ――と一転、趣が変わって庶民的なクリーニング屋が登場した。「左に行けば狸坂だけど、逆の右側に」とカメラマンは言っていた。中国大使館が近いため、警察官が3~4人ウロウロしている。視界に入らないようにして、神社の横の脇道を入っていった。

 この辺りは、麻布村の中で「宮村」と呼ばれていたらしい。かつてここに麻布村総鎮守の氷川神社があったことから、名前がついたとか。

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