300年分エネルギー滞留 富士山周辺で不気味な地震続発

公開日: 更新日:

 噴火のキケンが迫っているのか、富士山周辺が騒がしくなってきた。

 22日午前3時半ごろ、静岡県東部を震源とする地震が発生。富士市で震度2を観測した。先週は17日午前3時、伊豆で震度1、20日午前2時にも伊豆で震度2の揺れが起きている。いずれも規模こそ小さいが、富士山のお膝元で地震が頻発しているのだ。そこで心配されているのが、富士山噴火の可能性である。

 過去、世界で起きたM9.0以上の巨大地震6例では、すべて4年以内に近くの火山が噴火している。武蔵野学院大特任教授・島村英紀氏(地震学)が言う。

「小さな揺れでも、地震が頻発した後、火山が噴火する可能性は十分あります。3・11大地震の直後、富士山付近で地震が増えました。昨年から活動が活発化しはじめた箱根山も、富士山と地下マグマでつながっていると考えられます。気がかりなのは、3・11以降、噴火の予兆とされる山体膨張が富士山で続いていることです」

■噴火まで1年切った!?

 さらに昨年末、小笠原諸島・西之島付近で海底火山が噴火、新しい島ができた。これも富士山を刺激するという。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」