温暖化なのか大地震の前兆なのか…不気味なほど全国で豊漁

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「いやー不思議だね、天変地異でも起こらなきゃいいね」

 福井・越前町漁業協同組合の小倉孝義専務は、そう言って首をかしげた。先月18日からの数日間、越前町沖の定置網にだけ大量のマフグがかかっていたという。
「21、22日をピークに1日30~40トン引き揚げた。普段は多くて5キロ程度なのに。で、24日にはパッタリです」

 ところ変わって愛媛・八幡浜市沖では、回遊魚のサワラが近年にない大漁だ。八幡浜市水産港湾課によれば、「3月は例年の3~4倍、4月は現時点で6倍の水揚げ量。他の魚は全体的に減少傾向のなか、珍しい現象です」(担当者)

 隣県の高知・室戸岬沖の定置網には深海魚「ホテイエソ」が引っかかって騒ぎになった。
「過去に捕獲例がなく、昨年の1匹が室戸での初記録。ところが、先月21日は9匹、22日は105匹、24日は159匹も取れた。海自体は、例年より水温が低いこと以外に異常はない。原因を究明中です」(付近の海洋生物の生態に詳しいNPO「日本ウミガメ協議会」)

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