60歳が20歳に若返る?話題沸騰“夢の長寿薬”のリアリティー

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「平均寿命が100歳になる」「60歳で出産できる」という触れ込みの“夢の長寿薬”が話題を集めている。その正体は日清製粉子会社のオリエンタル酵母が生産した試薬「NMN」(ニコチンアミドモノヌクレオチド)で、4日放送の「NHKスペシャル」で紹介されて一気に火が付いた。

 米ワシントン大医学部の今井眞一郎博士のグループの研究によると、老化して糖尿病を患うマウスにNMNを投与したところ、症状が劇的に改善。神経細胞を増やす働きも見られたという。

 メカニズムはちょっと複雑だ。軸になるのが、「長寿遺伝子」と呼ばれるサーチュイン遺伝子。平時は休眠状態なのだが、飢餓状態になると増えるNADという物質の働きかけで活性化する。そのNADの原料となるのがビタミンB3で、ビタミンB3がNMNに変化してNADを作る。つまり、サーチュイン遺伝子を叩き起こすNADを量産するために、NMNの摂取が効くというワケ。米ハーバード大の実験では、生後22カ月のマウス(人間の60歳相当)に1週間NMNを与えた結果、筋肉細胞の働きが生後6カ月(人間の20歳相当)までよみがえったという。60歳が20歳に若返ったのだから、確かに“夢の長寿薬”である。

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