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安易な参加は大きなリスク「海外登山ブーム」の“落とし穴”

 マレーシアのボルネオ島で5日に発生した地震で、7日、震源に近いキナバル山で行方不明になっていた日本人のオザキ・マサヒロさん(29=漢字不明)とみられる男性の遺体が発見された。

 4月、ネパールを襲った大地震でも、エベレストで雪崩が起き、いずれも50代の日本人男女2人が死傷している。

 中高年の登山ブームは衰え知らずで、日本生産性本部のレジャー白書によると、日本の登山人口860万人のうち、60歳以上が4割超。国内だけでは飽き足らず、最近は「海外登山ツアーも人気になってきている」(旅行代理店関係者)。ネットで検索すると、北米や欧州などはもちろん、エベレストのツアーもあるが、安易な参加はお勧めできない。

 実際、2013年1月には、宮城県の男性が、山梨県の山岳ガイドが企画した南米最高峰のアコンカグア(アルゼンチン)の登山ツアーに参加し、凍傷で両手の指を全て切断という“惨事”も起きている。男性は、ガイドが安全配慮を怠ったとして約7300万円の損害賠償を求める訴訟を起こしたものの、仙台地裁は今年3月、男性の請求を棄却している。

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