• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

半藤一利<1> 東京新聞の試験会場に迷い文藝春秋を受験

 1953年、東京大学卒業後、文藝春秋に入社。41年間、雑誌の編集者として会社員生活を送った。近著、「文士の遺言 なつかしき作家たちと昭和史」(講談社)では、坂口安吾、司馬遼太郎、松本清張らの流行作家を担当した当時を振り返る。半藤さんが目撃した数々の“歴史的瞬間”とは――。

 大学時代の4年間はボートに夢中でした。前年のヘルシンキ五輪はあと一歩で出場を逃しましたが、卒業の年は全日本選手権で優勝。それで仲間たちと東大谷川寮(群馬県)で酒盛りです。気付いたら大会の日(1952年9月9日)から幾日も経っていて、実家から「就職はどうするんだ」と電報が来た。慌てて東京に帰ったら、新聞社の入社試験は申し込みが終わっていたのです。

 文学部出身でしたから、新聞記者になりたいと思っていました。戦争中の報道管制で「新聞にダマされた」という思いがあったんですね。東京大空襲を受けていますから、戦争経験者としても新聞の報道は大事だと身に染みていました。当時は編集者や作家を目指そうという思いはありませんでしたね。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「稼いだのは1カ月…」ブレークから10年たった鼠先輩は今

  2. 2

    “元彼”と同時引退? 幻に消えた安室奈美恵の「再婚」報道

  3. 3

    沖縄県知事選 玉城デニー氏「ひとつになって前進すべき」

  4. 4

    プーチンに後から反論…安倍首相“フェイク発言”の苦し紛れ

  5. 5

    抑え崩壊で接戦恐怖症 巨人最後の手段は「守護神・菅野」

  6. 6

    今季でクビの選手が続出? 阪神“不良債権”11億円の中身

  7. 7

    19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

  8. 8

    巨人と西武のオーナーが示唆も…「監督続投要請」の吉凶

  9. 9

    富士山大噴火 気象研「降灰量シミュレーション」の衝撃

  10. 10

    OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

もっと見る