炭酸の“直接飲み”定着させた「ウィルキンソン タンサン」
無糖の「ウィルキンソン タンサン」を主力とする、アサヒ飲料の炭酸水ブランド「ウィルキンソン」が絶好調だ。
刺激強めの“強炭酸”がウケて、2008年から9年連続で売り上げを伸ばしている。とくにペットボトルを投入した11年以降は毎年2ケタ成長。16年は過去最高となる1630万箱を売り上げた。
「ウィルキンソン タンサン」は、1904年の発売から110年超の歴史をもつ本格炭酸水である。1889年ごろに兵庫県の山中で発見された炭酸鉱泉がはじまりで、日本産の良質な炭酸水は国内外で高い評価を得てきた。そんなベースがあってこその現在の展開だ。
「11年のペットボトルの発売を機に、炭酸水の“直接飲用”を訴求。いまでは当たり前の飲用スタイルをいち早く提案し、定着させたことがいまの好調につながっている」(マーケティング本部の齋藤亜未氏)