モンキーとSR400は生産終了 二輪車離れは本当なのか?
二輪車離れと言われて久しいが、実際にそうなのか。往年の名車「モンキー」や「SR400」は生産終了。生産台数は、ピーク時の約1割に落ち込んでいる(日本自動車工業会調べ)。その現状を見ると、二輪車離れは進んでいるように見える。二輪ジャーナリストのKAZU中西氏は「しかし」とこう言う。
「モンキーが生産終了したのは、排ガス規制のためで、今後バージョンアップして再発売される可能性もあります。生産台数ですが、125㏄以上はここ数年横ばい、もしくは微増。排気量ごとに新たなライダーが増えていることがうかがえます」
例えば通勤や買い物用途に便利な125㏄までの「原付二種」は、自動車からの乗り換えが多いという。自動車に比べて維持費が圧倒的に安く、かつ原付のような2段階右折や30キロ制限などの煩わしい規則がないことも呼び水になっている。
250㏄までの「小型二輪」は、若者に人気。特に「ニンジャ」「YZR」「CBR」などスタイリッシュなカラーリングのスポーツバイクは、車検もなく、「ファッション感覚で乗っている人が多い」という。車体が軽く、女性の入門車としても定番だ。