講師が解説 中高年が「ヒップホップダンス」にハマる理由
「Shall we ダンス?」といえば、社交ダンスをこっそり始める中年サラリーマンの物語として有名な映画だ。それ以降、中年で社交ダンスを始める人が少なからずいる。そんな中、若者のダンスとして定着しているヒップホップダンスを踊る中高年が増えてきているという。本当なのか。
「ヒップホップダンスは、社交ダンスに比べて踊りの自由度が高く、ひとりでどこでも踊れます。シニアも、スマホなどでダンス教室はすぐに調べられるので、興味を持って来られる方が多いのです」
こう話すのは、東京・東中野にある「DANCE SCHOOL D STUDIO」を運営する杉浦大介氏。スタジオには、50~60代を対象にしたヒップホップダンスクラスがあるという。
「男性だと、定年された方だけでなく、経営者や現役で働いている方もいます。女性は主婦で子育てが一段落した方や、介護の仕事をされている方などさまざまですが、男女ともほとんどはダンス初心者です。実は、ヒップホップはほかのストリートダンスと比べてテンポがゆっくり。簡単なステップをいくつか繰り返し練習して覚えていけば、週1回のレッスンなら1年くらいで形になります」