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阪大入試ミス “1年遅れ合格”の経済的損失は1人1000万円超

 大阪大の入試ミス問題を受け、文科省は9日、全国の大学、短大に同様のミスを防ぐように号令をかけたが、“1年遅れ”の合格通知を受け取った30人にすれば「何を今さら」だろう。

 他大学や予備校の授業料など、阪大に入学できなかったことで支出した経費は個別に補償してもらえるようだが、その程度で“穴埋め”はできそうもない。

「人生の1年とはいえ、現役で大学に入学し、エスカレーター式に人生を歩んだ学生とは大きく差がつきます。特に今回は自分で決めたロスではなく、短縮できたはずの時間。阪大はその経済的損失を重大に考えるべきでしょう」

 こう話すのは、経済評論家の山崎元氏だ。山崎氏によると、“浪人”を余儀なくされた学生らがロスした1年には、生涯賃金で1000万円ほどの価値があるという。

「4大卒でサラリーマン人生を選べば、22歳から40年ほどの労働時間がある。一般的に、1年ロスすると、生涯賃金の2・5%を失うと考えられています。阪大卒業後、一流企業に入社し、年功序列で順調に出世。生涯賃金4億円と仮定すれば、1000万円は失ったことになります。現役生も1浪生も新卒時には差はつかない。違いが出るのは、定年間際の高所得の時期が1年短くなるからです」(山崎元氏)

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