中学生の4割が誤答 タブレットのない子供は読解力が落ちる

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「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸警備を命じられた」

 おいおい、警備を命じられるのは幕府ではなくて、大名だろ! こんな一文を目にすると、そんなツッコミを入れたくなるが、キョトンとする中高生が少なくない。

 国立情報学研究所の研究チームが昨年11月、中高生の読解力を調査。冒頭の文章と対で「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた」を示し、2つの文の意味を問うたところ、中学生は43%、高校生は28%が「同じ」と解答したというのだ。

 そんな時代を反映してか、「AIVS教科書が読めない子どもたち」がベストセラーに。読解力の低下は社会問題になっているが、にわかに浮上したわけではない。

 出版文化産業振興財団が2010年に1カ月に読む本の平均冊数と世帯年収の関係を調査。すると、最低3冊以上本を読むのは、世帯年収が「1500万円以上」の人が最多で40・5%だったが、「0冊」「読まない」と回答した人が最も多かったのは「300万~500万円未満」で28・8%。読書量は、世帯年収と比例する傾向が見て取れる。おのずとその影響は子供に及ぶだろう。

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