トラック野郎1000人集結…車いす少年の誕生日を祝ったワケ
車いすで生活している少年の16歳の誕生日に、1000人以上の“トラック野郎”らが集まってお祝い。きっかけは、ある運転手の小さな思いやりだった。
CBSニュース(21日付電子版)などによると、家族や友人から「ババ」のニックネームで親しまれている米ウィスコンシン州ミルトン在住のダコタ・キャッド君は、先天性の脳の障害「ダンディー・ウオーカー症候群」を患っているため、脳性まひで体を自由に動かせず、車いすで生活している。
ババ君は大型の貨物トラックが大好きで、いつも国道26号線がよく見える自宅の裏庭で、走りすぎていくトラックに向かって腕を上下させるジェスチャーをして、クラクションを鳴らしてくれるようにアピール。反応してもらえると、満面の笑みを浮かべて喜んでいた。
7月14日のこと。母親のペギーさんは、庭に“ある袋”が投げ込まれていることに気づいた。その中にはトラックのおもちゃと、運送会社「CHホール・トラッキング」のTシャツ、キャップが入っていた。誰かが、おそらくトラックの運転手が、ババ君がトラックマニアであることに気づいて、プレゼントしてくれたのだ。