吉祥寺「くぐつ草」にも名物カレー 喫茶店人気に2つの要因

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 吉祥寺にある「くぐつ草」の開業は1979年。日本唯一の糸あやつり人形劇団「結城座」のオーナーが、公演がない時の劇団員の食いぶちにと、喫茶店を開いたのがきっかけだ。開店当初は純喫茶だったが、それだけでは経営が成り立たず、3年目に手作りレアチーズケーキを、5年目に「くぐつ草カレー」をメニューに加えた。

 店長の菅井あさみさんが、「これがなかったらお店はつぶれていたかもしれない」というカレーは、近くに借りた調理場で従業員が一日中こもって作る。玉ねぎを炒めるのに半日、コリアンダーなど約10種類のスパイスを入れて煮込むのに半日かけたカレーは、口に入れると最初は優しく、後から深みがぐっとくる。カレーとコーヒーをセットで注文するとサラダが付いてくるが、細部まで丁寧な仕事を心掛けていることが分かる。

 喫茶店を経営する上で、フードメニューは客単価を上げる以外の効果がある。人気店はどこも居心地が良い。それゆえ長居されてしまう可能性がある。しかし名物のフードメニューがあると、客は食べ終わればすっと席を立つことが多く、回転率が高まる。この傾向はくぐつ草にも当てはまるようで、平日でも約100人、休日なら200~300人が店を訪ねるという。

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