上阪徹さん<5>転職先が倒産し失業…アルバイトから出直す

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 1993年10月、日本中が深夜のサッカー中継にくぎ付けになっていた。ワールドカップのアジア地区最終予選。日本は、初の本大会出場をかけたイラク戦のロスタイムに同点ゴールを許して敗退した。「ドーハの悲劇」と語り継がれるこの試合は、上阪さんの心も突き動かしている。

「当時は将来に対する猛烈な不安が膨らんでいました。会社も大きくならず、昇給は少なくて、当時の年収はおそらく300万円ぐらい。製作単価を考えれば、この先も増えていくとは思えなかった。仕事でも、社内の広告賞に顔を出すようになったけれど、1位は取れない。同僚の親しかったコピーライターは後に広告代理店に転職するんですが、彼ほどの才能もないと感じていました。その上サッカーまで。カズもがっくり僕もがっくり……みたいな絶望感。何ひとついいことがないじゃんって、落ち込みましたね」

 そんなとき、ベンチャー企業に勧誘された。営業部長で入ることになっていた人に、「来ないか」と声を掛けられたのだ。

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