「依存症問題を考える会」代表が語るギャンブル漬けの日々

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「ギャンブル依存症問題を考える会」代表・田中紀子さん(54歳)

 芸能人の薬物依存問題が世間を騒がせているが、ギャンブル依存症も深刻だ。日本では今年の秋以降にカジノ管理委員会を設けるほか、IR設置箇所を選ぶ際の基準となる基本方針を策定する。

 2014年、厚労省の調査でギャンブル依存症の疑いのある患者は全国に536万人いると発表されたが、田中さん夫婦も当事者だった。

「私が生後2歳のころ、父がギャンブルの借金で横領事件を起こし、両親は離婚しました。その後は母の実家で暮らしましたが、祖父もギャンブル好きだった影響で、私もギャンブルに抵抗はありませんでした」

 契機は20歳を過ぎたころ。大学病院に勤務していた田中さんは、ダブルワーク先のバイトでパチンコと競艇好きな早大6年生の男性と知り合った。

「2人のデートはもっぱらギャンブル。バイト代や貯金、ブランド品も全部売り払って800万円を使い込みました。それでは済まずに借金生活になって、2人とも借金しては返す自転車操業の生活でした」

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