中川健一
著者のコラム一覧
中川健一峠研究家

1948年、東京生まれ。峠研究家。国学院大学法学部卒。建築・土木資材メーカー「岡部」㈱入社後、1級建築士などの国家資格を取得。08年から峠巡りを始め、10年間で全国2954峠を踏破し、「全国2954峠を歩く」(内外出版社)を上梓。8月に3000峠越えを達成した。

地蔵峠(長野)は大和時代と現代をつなぐタイムカプセル

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 2008年、60歳のときに始まった私の“峠歩き”は、先月初め、11年目にしてようやく3000カ所の大台に到達しました。日本には、山岳を中心に離島や廃道にあるそれまで含め3773の峠があるので、歴史があるモノはほぼ歩いたつもりですが全峠制覇の意味では、まだ“道半ば”と思っています。

 私は建築・土木メーカーのサラリーマンでした。その私がなぜ、“峠歩き”に興味を持ったのか、やめられなくなったか――。今回はそのワケをお話ししましょう。

 私が働いていた会社は、全国各地に50カ所以上自社の土地がありました。仕事上、それらを管轄しチェックするうち、「安全な建物を造るには地盤が重要だ」と人一倍強く思っていました。とくに大地震などの災害を見るにつけ、断層のことを理解しなければいけないと感じていたのです。

 そんな折、95年に阪神・淡路大震災が発生、99年には台湾大地震のニュースが伝わってきました。海洋型地震、直下型地震の脅威を目の当たりにして、「断層帯にある人工構造物は自然の猛威に耐えることができない」ことを痛感しました。

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