悪がはびこる現代社会 閻魔様に代わって善人、悪人を選別

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 東京の郊外、三多摩地区。低い丘陵の麓に、拙僧が住職を務める閻魔堂がある。とはいえ、これは第4次元に存在する架空の寺なんじゃ。ものものしい寺名の由来じゃと? それはな、ここのご本尊が、2メートルもある木彫りの閻魔大王だからじゃ。

 ご存じの通り、大王は死者に対する裁判官じゃ。善人と判定された者は、背後右側の階段を上り、極楽へ歩む。悪人の場合は、激怒のあまり、顔が裂けんばかりに広がった大王の大口へと放り込まれる。その体は、喉、食道、胃、腸、肛門を通り、地獄の暗闇に墜落する。そこでは百鬼夜行が往来し、「地獄草紙」さながらの火あぶり、水責め、針のむしろと拷問のオンパレードじゃ。

 悶え、のたうち回る苦痛が、未来永劫に続く。

 さて、極楽や地獄が本当に存在するのかと聞かれたら、拙僧は「ウッツ」と一瞬つまる。何せ釈迦が同じ質問を受け、「不可知」、つまり「分からぬ」と答えたほどの難問じゃ。とはいえ、拙僧の気分は、「ないよりは、あった方がよい」に傾いているかもな。

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