話題のストロング系チューハイは本当にそんなに悪いのか?
このところ「ストロング系缶チューハイ」の風当たりが強い。安く酔えるからアルコール依存を助長する、なんて指摘もあるが、それは飲み方の問題じゃないか。
厚労省の「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」によると、「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均純アルコールで約20グラム程度。純アルコールの量(グラム)は、酒の量(ミリリットル)×アルコール度数÷100×0・8で計算できる。
アルコール度数9%のストロング系チューハイ350ミリリットル缶なら25グラム。500ミリリットル缶なら36グラムというわけ。
国際医療福祉大学熱海病院検査部の〆谷直人部長は、昨年12月4日付の日刊ゲンダイのコラム「サラリーマンtheバイブル」で、〈飲酒で大事なのは、1週間の総量。毎日飲むのが健康に悪いわけではありませんが、飲んだ総量の把握が難しいなら、飲まない日を設けた方がよい。休肝日の設定は総量コントロールの手段だと考えてください〉と指摘していた。
1日平均20グラム程度、つまり1週間の純アルコールの総量を140グラム程度に抑えればいいのだ。