嘉門タツオ
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嘉門タツオシンガーソングライター

▽1959年3月、大阪・茨木市生まれ。高校在学中に笑福亭鶴光師匠に入門(後に破門)、ギター片手にライブ活動を始め、83年「ヤンキーの兄ちゃんのうた」でデビュー。「鼻から牛乳」「替え唄メドレーシリーズ」などヒット曲多数。33枚目のアルバム「HEY!浄土~生きてるうちが花なんだぜ~」発売中。食べログの「グルメ著名人」のコーナーが人気。年末年始に大阪・東京・名古屋でツアーを行う。

通い続けて30年…岡山のカツ丼&広島「冷麺」が大好きだ

公開日: 更新日:

 30年以上通っている大好きなカツ丼が岡山にある。「だてそば」のそれで、薄めの豚肉をカラッと揚げた上に中華スープでのばした特製ソースがかかっており、別の器に入った生卵を丼の真ん中にくぼみを作って鎮座させる。食べ進め、混ざりゆくほどにうま味が広がっていく。

 ちなみに、この店は支那そばもうまい。鶏ガラのみを練炭の火力で炊いたスープは褐色で香ばしく、それぞれをハーフサイズで頼んで両方味わうのがオススメだ。厨房を仕切るお母さんの声が縦長の店内に軽やかに響く。先代の父が60年以上前に始めた店を、娘の彼女が三十数年前に引き継いだ。

「どこの豚使ってますの?」

「上等なヤツ」

「ラードはどんなの?」

「スゴイええヤツ」

「パン粉は?」

「最高のヤツ」

 いつもにこやかにはぐらかされる。良い素材を彼女の愛情がさらに引き上げ、みんな笑顔で店を後にする。

 お隣の広島で、同じくらいの年月通っているのが新華園だ。広島つけ麺発祥の店だが、ここでは冷麺と呼ぶ。仏頂面で不機嫌に店を仕切っていた親父さんは今や後方に退き、パワフルで大柄な娘さんが前面に立ち差配している。

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