奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「本当は危ない国産食品 」(新潮新書)がある。

欧州から持ち帰ったウイルス 3月24日から感染拡大した理由

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。一部の専門家が、風邪のウイルスよりも感染率が低いとか、感染しても軽症ですむなどと語っていたのはつい2カ月ほど前のことだ。ところが、ヨーロッパに飛び火したウイルスは、突如として猛威をふるい、アメリカも爆発的に感染者が増えていった。

 日本の状況が変わったのは3月24日ごろである。まず、東京都内の感染者が増加し始めたからだが、それは私たちが感じただけでなく、数字にも表れていた。

 黒木登志夫東京大学名誉教授が、東京都の感染者数の増加を、タテ軸を対数にしたグラフにしてみると、それまで東京は緩やかな勾配で増えていたのに、3月24日ごろから明らかに上向きに変化をしている。

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